2017年06月13日

映画『Dries』@ Sydney Film Festival

ファッションデザイナー:Dries Van Notenの経歴、仕事風景、ショーの舞台裏、そして私生活などを1年間かけて追ったドキュメンタリー。
シドニー映画祭のパンフレットを見ていたら、ドキュメンタリー映画部門にこの映画を見つけ、見に行くことにしました。
チケット代は$19.9+transaction fee(カード決済手数料)$2.75の合計$22.65(約2,000円)。普段、会員割引の$13とかで見ているから割高に感じるけど、ま、いっか(通常は一般$18〜$20くらい)。

Dries - Official trailer


感想。
ドリス・ヴァン・ノッテンというデザイナーについて、名前は知っているけれど、経歴もコレクションもほとんど知らなかった私。
ドリスは1958年生まれ、ベルギー出身のデザイナー。アントワープ王立美術アカデミーを卒業後、1985年に自身の名を冠したブランドをスタート。パリにスタジオを構え、メンズとレディースのコレクションを発表している。

自他ともに認める完璧主義というドリスは、キレイに整えた短髪にシャツ+スラックスといった格好がほとんどで、見た感じは会計士とか銀行員とか、カタいお仕事をしていそうな雰囲気。
冒頭、「”ファッション”という言葉は、いまや空っぽだね。何か他の言葉を探したほうがいい」と言っていたのが興味深かったです。

スタジオでの映像では、デザイン出しや生地選び、モデルにサンプルを着せてのチェックの場面などに多くが割かれ、『Dior & I』ほどは製作風景は出てきませんが、メンズもレディースもコレクションをやるって大変。
広い部屋の床一面に生地見本を並べ、まずはそれらをグループ分けして選別する作業など、大変だけど贅沢な時間だなあとも思いました。

この、長いテーブルの上をモデルが歩くコレクションは覚えてます。
DRIES VAN NOTEN Spring Summer 2005 Paris Pret a Porter by Fashion Channel


印象的なショーやコレクションのシーンも挟まれ、それぞれドリスが解説、感想、コレクションのアイデアなどを語ります。

そういえば日本人か韓国人か、って感じの女性パタンナーさんが、ドリスにモデルフィッティングのチェックを受けてる風景が映ってましたが、ちょっと彼女にもインタビューして欲しかったですよ。超個人的な意見ですが。
あとインドの刺繍工場を訪れる場面があって、刺繍プロたちの手技にポカーンって感じで見とれてしまいました。
とても繊細なビーズやスパンコールの刺繍を数人がかりで行っているのですが、いったい何日かかるのやら。一見の価値ありです。
そしてここの工場で働いている刺繍工たちは男性が多かったのが意外でした。

仕事を離れたところでは、アントワープの郊外に城のような豪邸を所有し、30年近く公私共に居るパートナー:Patrickと、花や野菜を育てるのを楽しんでいる様子も映し出されます。
このご自宅と広大なお庭がまあ、ほんとにお城のよう。家の中も素敵で、雰囲気のある調度品といい映画のセットのようでした・・・。

映画は、「何年も申し込みし続けて、やっと実現した」という、パリのオペラ座で行われた2016秋冬メンズのショーで締めくくり。
開演とともに約50人ほどの男性モデルが勢ぞろいし、どこかエレクトロな音楽に乗って順番に歩いていくという形式のショーは圧巻。上映終了後は客席から拍手が起こってました。

Dries Van Noten Fall/Winter 2016.17 | Paris Prêt-à-porter Homme


Event Cinemas George Stにて14:00の回で鑑賞。ドリスの英語が私にはちょっと難しかったですが、機会があれば是非!

シドニー映画祭の映画を見に行くのは初めてでしたが、会場のイベントシネマは案内表示はどうにかあるけれども誘導してくれるようなスタッフが少なく、初めての身にはまごつき度が高かったです。幸い早め(上映開始45分前くらい)に着いたので列に並んでお手洗いに行って、気に入る席を確保することができましたが、時間がなかったら焦ったかも。
posted by miyuki at 08:00| Comment(0) | FILMS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。