2017年03月06日

最近のパタンナーお仕事状況

前回のお仕事状況報告で書いたM女史とのお仕事が途切れてしまったので、1月下旬からまたお仕事探しを再開、いくつか個人から単発仕事の依頼を受けた以外は、今は主に5月のシドニーファッションウイーク(FW)に向けてのお仕事をしています。

1月にしていた仕事は、ファッション学校を卒業後、アパレルの会社で働いている子からの依頼でしたが、彼女のコレクションは、全てインターネットから見つけてきた写真のコピーで、デザインしてへんやん、と思いました。
まあ珍しくはないですが、まだ学校を出たばかりらしいのに、しかもコレクションの全てが写真=コピーだったのでかなりあきれてしまいました。そしてどれもオーバーサイズ。彼女の注文は通常から3サイズくらい大きくしてほしいとのこと、ジャケットの肩はほぼ水平、分厚い肩パッドを何枚も重ねて、さらに袖は通常の長さに20cmくらい足す、などなど。
トワルを見せると「いい!カワイイ!」とか言って喜んでいるのですが、私にはよーわからんわ。
作っていてもオーバーサイズ過ぎて、良いのか悪いのか何が何やらよく分からんって感じで、楽しくはなかったです。
とりあえず、オーストラリアでは売れないと思うけど。彼女は3月にキューバでコレクションをしたいと言っていました。
2月に入り他の仕事が忙しくなって、取り掛かっていなかった分のデザインはキャンセルさせてもらったのですが、私との仕事は満足してもらえたようで、「近い将来、またぜひ一緒に仕事ができれば」とか言われました。いや、私はそれほどでも・・・。

その後もう1人、去年ファッションの専門学校を卒業したばかりという女の子からもFWのコレクション用にお仕事依頼を受けました。
彼女はちゃんと自分でデザインしていて、メンズとレディースが半々、水着もバッグも、という意欲的な子で、メンズ7点、レディース7点、バッグ2点を作りました。
彼女と仕事していて助かったのは、週末のみ専門学校の実習室を使わせてもらえたこと。
大きな作業台(立って作業するのに適した、高くてしっかりしたテーブル)、動力ミシン、アイロンに紙、何よりエアコン・・・!今年の夏は暑かったから助かった・・・!

実際には数回しかこの実習室で仕事させてもらう機会はなかったのですが、時には、彼女は朝カードキーを使って私を入れてくれるだけで、その後は「ミーティングに行くけど、出るときはキー要らないし、あとはここで17時までなら好きなだけ作業して。エアコンは17時には自動的に消えるし、照明も人がいなくなったら勝手に消えるから」と言って、1人ぽつんと残されて作業、なんてこともありました。
部外者1人(しかもまだ付き合いも浅い)を残して出ていくなんて、信用されてると思っていいのか、いかにもオーストラリアっつーか・・・(デザイナーはインドネシア出身)。
とある日曜日も私1人で作業していたのですが、その日はトワル縫いにもたついて17時を回ってしまいました。17時少し過ぎ、果たしてエアコンが切れ、じゃ、次は電気!?電気が消える前にミシンとアイロン済ませねば!(真夏で、まだ外は十分明るいのですが)などなど、東京で仕事していた頃、残業でビルが閉まる時間が迫って焦って作業していた時のことなどを久しぶりに思い出しました。懐かしい・・・。

彼女はFWよりも前に写真撮影(photo shoot)をしたいとのことで、それに合わせて早めにサンプル作成に入るため、あとしばらくでパターン仕事は終わります。
「サンプル縫製に入ったら、1日だけマシニスト(縫い子さん)に付き合って、縫製の手助けをしてほしい」と頼まれているのでそれには行く予定ですが、ちょっと緊張。もしも何かパターンが間違っていたら、それが目の前で明らかになるわけですから・・・。
と、同時に、(どの程度熟練のマシニストさんかによりますが)プロの仕事を間近で見られるし、縫製の過程での情報交換ができる良い機会になるはずなので、楽しみです。
posted by miyuki at 19:29| Comment(0) | PATTERN CUTTING | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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