2016年08月30日

最近のお仕事状況

4月から続けている、セレクトショップ自社ブランドのパターン仕事。
これまでは主に在宅でパターンを引いて、それを週に2回くらいの割合でオフィスに届けに行ったり、あるいは運送屋に取りに来てもらったりしていましたが、7月下旬から、オフィス横の空き倉庫を作業スペースとしてプロダクションマネージャーのA氏が使うようになり、そこへ机なども入れてくれてA氏の隣で私がパターン作業もできるようになりました。
週に2〜3日程度ですが、ちょっとしたことでもすぐ聞けるし、引きこもりじゃなくなったし、だいぶ違う。
ま、”パターン台”と言っても普通の机2台を並べてプラスティックの板を置いただけだし、dummy(ボディ。洋裁用マネキン)もなけりゃ、鏡もなし、ミシンもアイロンもないけれど。

A氏はmaker(サンプル屋、縫製工場)やsupplier(生地屋、附属屋)周りに出かけることも多いですが、それに同行させてもらったり、作業場での合間にぼちぼち雑談もするようになりました。

そんなある日、「マユキ(彼は私をこう呼ぶ)、I have something to tell you(話があるんだけど)」
「今年の2月から10か月の契約でここで働いてるけど、11月に契約が切れたらもう更新しないことにした」と打ち明けられました。

彼は、このブランド/会社の企画、商品作り、品質管理等についての愚痴を常に言っているので、長く働き続ける気はないんだろうな、とは思ってました。
私も、このブランドで作っている服は簡単かつ平面的な、同じような服ばかりで、ここで仕事していてもパタンナーとしてやりがいを感じられないし、腕が鈍るばかりだなあと思っていたので、いつまで続けるべきか考えていたところでした。

A氏は「僕と一緒に辞めなくても、続けたかったら続けていいんだよ」とは言ってくれましたが、私はA氏に呼んでもらってここで働き始めた身であるし、上記のような、パタンナーとして思うこともいろいろあるしで、「私も10月のホリデー(=日本一時帰国)までは続けるつもりだったけど、A氏が辞めた後も続けるつもりはない」と言いました。

A氏はまだ28歳、ファッション業界で働き始めて7年程度。シドニーでインターンシップしたのち、ロンドンのファッション学校に行き、その後イタリアも含めて大小様々なブランドで仕事してきたそうです。Tom Fordでも働いてたと聞いてビックリ!すごい!
彼の強みは英語とイタリア語を話せること、3か国でのファションビジネスの経験、服地とパターン、裁断と縫製の知識などなど。
「僕はどこにだって行ける。仕事はいっぱいあるよ。ロンドンだったら、僕が就職活動したら電話が鳴りっぱなしでオフにしとかなきゃならないくらいだよ」と豪語していたA氏。

しかしその後、会社のオーナーと話し合いする中で、A氏はcontract(契約)が切れた後も、casual(アルバイト、パートタイム的な雇われ方)で続けてくれないかと言われたらしく、待遇次第では続けるかも、という状態らしい。

「マユキ、どうする?僕が残るなら一緒に続ける?」なんて聞かれ、はぁ、などとあいまいな返事をしてしまったりしたけれど、私的には、もうちょっとやりがいがあって楽しんで仕事できるブランドで働きたいし、何より、一緒に働いていることの弊害として、A氏の愚痴を1日中聞かされるのがほんと苦痛・・・。
A氏としては、私の仕事ぶりは気に入ってくれているようで、しかもA氏単独なら聞いてもらえないような意見(縫製やパターンの知識がない若者、と思われている)でも、私を連れていると説得力が増すから、などと言っていたっけ。虎の威を借る、ですか。

とりあえず、10月の一時帰国から戻ってきてから今後のことについて考えようと思っています。A氏に連れられて時々顔を出すようになった取引先縫製工場さんを通じて、別の婦人服ブランドがパタンナーを探しているらしいという話も聞いているし。
A氏のことは置いておいて、自分が楽しく仕事できる道を探したいです。
posted by miyuki at 08:19| Comment(0) | PATTERN CUTTING | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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