2010年10月16日

留学宅急便

少しさかのぼって、日本からイギリスへ荷物を送った話について。
日本からイギリスへ荷物を送るのに、ヤマト運輸の外部機関ヤマトロジスティクスの扱う留学宅急便というのを利用しました。
3サイズから選べて複数送ることもでき、他の運送方法と比べて手軽で安価、確実と評判らしいので利用してみました。

3サイズは
・120サイズ15kgまでが15,500円
・140サイズ20kgまでが19,000円
・160サイズ25kgまでが22,500円

スーツケース1つで行ってもいいんですけど、日本で使っていたものをすべて捨てて現地で買いそろえるっていうのに対し、自分の中のもったいない精神+節約志向が異を唱えて、いくらかの荷物を送ることにしました。
最初は一番小さいのを1つだけにしようと思っていたのですが、なんだかんだでいろいろ持って行きたい物が増えてきて、2個口で送ることに。
ただ、現地のスタッフは建物の入り口までしか運んでくれないそうなので、自分で上の階まで運ぶ覚悟で、割高ですが120サイズ+140サイズの2個にし、滑り止め付きの軍手も持って行きました。

段ボールは東京から引き上げてくるときに使った、アリさんマークの引越社製段ボールを使おうとしたのですが、それだと3辺の合計が123cmとかになって中途半端なので、近くのホームセンターで120サイズになる小さめの箱を1つ買い、もう1つをアリさんの段ボールで、こちらは小さいけど重い物を詰めて20kgまでの140サイズにすることに。

9月終盤は、詰めては計量し、また詰め直し、の繰り返し。
中身に関してはいろいろ規制があるのですが、食料品を入れると税関で時間がかかるらしいので入れないことにし、日用品や衣類は、原則6ヶ月以上使用した物ならば免税扱いになるとのことなのですが、一体どこで判断するんだ・・・。とりあえず新品でなけりゃ、いいのよね!ということにし、詰め込みます。
少し前に仕入れた豆知識「靴の中には靴下を入れる」というのが役に立ちました。私は靴3足+ロングブーツも持って行くことにしたので、詰める靴下がなくなり、最終的にブーツには部屋着用のセーターを詰めてしまいました。

荷造りと平行して税関用の書類=INVOICEを作成します。
これがかなり面倒くさいのですが、衣類・書籍・雑貨と分かれているカテゴリごとに英語で品名・数量・単価等を記入します。
この辺分からないことが多くていろいろ問い合わせたのですが「税関で開封して中身を確認しますのでできるだけ正確に記入を」とのことだったので、頑張って書きました。ま、私が細かい物を詰めすぎたんですけどね・・・。
「下着一式」みたいな書き方になってしまうインボイスとは別に、実際に自分が入れた物を、自分で分かるように詳しくメモした物を控えとして作りました。
他にパスポートの顔写真ページのコピー+学生ビザのコピー+CASナンバー等が必要。

荷造りが完了したら集荷を電話で依頼。
集荷のスタッフはとりあえず”集荷”に来てくれただけのようで、計量があったりするわけではなく、大丈夫なのかしらと思いつつ代金を払ってことづけました。それが9月29日のこと。

現地での配達は別途ロンドン支店から連絡が入りますとか、お客様から連絡を、とか問い合わせるたび返答が違うので「??」と思いつつも私はばたばたしていて、とにかくロンドンへ。

そしてロンドンに着いてからは、「荷物の配達は本人が入国してから1週間〜10日後」とのことだったのですが、いつ受け取れるのかそればかりが心配で、夜も眠れないくらいでした。
で、ネットがつながって自分の携帯電話も手に入った10月4日に、ロンドン支店の日本語対応メールアドレス宛に携帯電話番号も書いて問い合わせのメールを送りました。

しかし2日ほど待っても返事がない・・・。配達は平日の10時〜17時、土日は配達しないというし、10/8(金)に受け取れなかったら月曜日になってしまう。着替えが!ジャケットが!何より10/9(土)HURTSのライヴに着ていきたいベストが間に合わなくなっちゃう!!
・・・心配になって日本の担当デスク宛に同様のメールを送りました。
すると、現地での確実な連絡先が決まっていない場合は送り主から連絡を入れるのが良いらしいのだけど、ロンドン支店にも私宛に連絡を入れるよう伝えます、とのことでした。
翌日、ようやくロンドン支店から返信。私の荷物は10/3にこっちに着いて、現在税関通過中、早ければ木・金に配達できる、とのこと。
そして次の日、税関を通過したので金曜日から配達できると連絡があり、ではその日にとお願いしました。
こちらでの受け取りは日の指定はできても時間帯の指定はできなくて、午前か午後かの指定は無理を言えばできるらしいのですが、別料金が発生し、さらに指定の日に受け取れなかったら再配達にはまた結構な手数料がかかるとの噂。あぁ、日本の宅配システムって素晴らしい・・・。

とにかく、学校<荷物と、重要度を判断し、金曜日は欠席して朝から待ち構えていました。
しかし昼を過ぎ、15時を過ぎても音沙汰がない・・・。じっと家から一歩も出ないで待っているのはつらかった。
とうとう我慢できず、15時半頃ロンドン支店の番号に電話をすると「ヤマト運輸でございます」って、日本語やんか!
拍子抜けしつつも、今日依頼している荷物がどうなっているのかたずねると、ちゃんとドライバーが持って行っているとのこと、16時半になっても届かなければもう一度電話を、と言われ、さらに待つ。
16時半、果たして荷物は届かない。あきらめモードで再度電話をかける。また別の日本人の方が応対してくれて、作業が遅れているので17時半くらいになるかもしれないけれど、本日中には必ず届けます、とのこと。
ええ、待ちますとも待ちますとも。イギリス人は17時過ぎたら残業なんてしないさ、って帰っちゃうんだと思っていたけど、ここまで待ったんだから届けてくれるというなら待たせていただきますよ。

と、17時過ぎ、携帯が鳴る。「Hello?」と出ると、日本人ドライバーさんからの電話。「今、○○通りを走ってますので〜」とのこと。あれ、日本人ドライバーがいるんだ・・・。
そして数分後、待ちに待った呼び鈴が鳴りました。軍手+リフト側の部屋の鍵を持ってフラットの階段を駆け下ります。
ドライバーさんは、ラフな格好をした普通の日本人のおじさんでした・・・。キャリーに乗せられた私の段ボール箱は、角がつぶれて一回り小さく見えました。
リフトまで案内して、一緒に4階まで上がってもらうと、部屋の入り口まで荷物を入れてくれました。
聞くと、ヤマト運輸ロンドン支店といってもみんなが日本人ドライバーというわけではなく、この人は今日たまたま空いていたから、ということでした。いやラッキーでした。

package.jpg・届いた時の荷物がこちら
なんと、ホームセンターで買ってきた方の箱は一辺がばりりと破れていて、テープでぐるぐる巻きに補強されていました。しかも運悪くその裂け目の所に本を入れていたため、水に濡れてひどい有様でした・・・。でもそれ以外は何も損傷もなく、結局の所開封された形跡もなく、すべて無事海を渡って届きました。
アリさんの段ボールの方はご覧の通り割と原形をとどめていたので、現在も物入れとして使っています。引越の時にまた活用しよう。さすが引越業者の段ボールは頑丈だわ。確かにホームセンターで買った方はちょっと弱くは見えたんだけど。

そして実際受け取って開けてみたらば、ロンドンでの生活を始めてしまった状態で見ると、これは要らなかったかもなあなんて物も結構あり、送料と勘案して、送るのか現地で買うのか、どっちがいいのか分からない部分もありますが、まあもう仕方ないので・・・。
レターセットは送っといて良かった。昨年の旅行記にも書きましたが、こっちではカードはたくさん売られているけど手紙文化がないのか、上等な紙でできた無地のものがたまーに大きな文具屋で販売されているのを見るくらいで、一般的なレターセットはまず見かけないので。

ロンドンに来てまず憶えたのは「あきらめる」ということ。そして「待つ」ということ。
日本での潔癖感覚をあきらめる(=不潔、というわけじゃないですよ!念のため)。日本の習慣をあきらめる。日本と同じシステムを期待しない。イギリスは、人もシステムもかなり適当な国である。

物が少ない状態ででも、慣れてしまえば結構どうにかやりくりできるもので、下着とかこんなに要らなかったかなあ。代わりに、長袖とかセーターを1枚でも多く入れておけば良かったか。荷造りしてたときは暑かったから・・・。

とにかく、無事届いて本当にほっとしましたー。以上、留学宅急便が届くまで、でした。
posted by miyuki at 06:04| Comment(2) | LIFE IN THE UK | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
荷物の受け取り、お疲れ様です。

日本人って、本当に時間に正確でサービス精神旺盛ですよね。
ありがたい国です。

他国の郵便、運送状況はそれぞれですけど、うちでも、母が丹精込めて詰めあげた<クレンジングetc化粧品+えびせん>がカナダで紛失。
どこかで誰かがえびせん食べながら、化粧を落としていると思うと、腹立たしい・・・。
みゆきちゃんがしたように、ひたすら問い合わせをしないと正確に到着しないようです。
この一件は他国の事情を知らない母が姉に連絡せず送ったらしく、それも無くなる要因でした。

あと、引越し会社のダンボールの丈夫さに拍手です!
料金高いだけじゃないね、プロの道具だったんだね!

とにかく、どこかの誰かが、みゆきちゃんの作ったベストを着てロンドンを歩いていなくて、本当に良かったです。
Posted by ETSUKO at 2010年10月19日 09:31
ETSUKOさま
ほんと、日本はサービスが(時に過剰なほど)行き届いた国だと実感します。
荷物を待ちながら、時間指定できる宅配事業をこの国で始めたら当たるかも・・・なんて考えてました。

他国の宅配事情で聞いた話では、郵便局の職員が、荷物やら封筒やらを開封して窃盗に走るらしいから、私はラッキーだっただけかもです。
Posted by miyuki at 2010年10月21日 03:25
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