2010年08月20日

『ブリューゲル 版画の世界』展

Bunkamuraにて行われている『ブリューゲル 版画の世界』展を見に行ってきました。
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ブリューゲルは、16世紀フランドル(現在のベルギー、オランダ、フランスにまたがる地域)の画家。風景画にはじまり、その題材は宗教、諺、船舶、農民の日常風景など多岐に渡ります。
と、知った風な書き方をしますが、山手線のホームでこの展覧会の印象的なポスターを見るまでは、ブリューゲルと言われても全然知りませんでした。ただ、このグロテスクでもあり奇妙なコミカルさもたたえた版画に興味を引かれて見に行くことにしました。
一般1,400円て高いなあ・・・と、例によって新宿のチケットショップで安いチケットを探し、招待券を900円で入手。やりくり上手な私。

Bunkamuraには映画を見に行ったことがあるだけで、地階のミュージアムには初めて行きましたが、平日の午後早い時間だったとはいえ、お客さんは多かったです。
そして作品も予想以上に多く、他の閲覧客に合わせてゆっくり歩いていると疲れてしまい、後半はかなり端折ってしまいました。

最後に、ミュージアムショップでグッズをチラ見しましたが、うーん気に入るデザインと手頃な値段というところで合致する品が無く、記念スタンプのみ手帳にぽんと押してきました・・・。
クリアファイルとか良かったですけども。しかし、脇腹に漢字で大きく「傲慢」と書かれた、聖書の「七つの罪源」シリーズ”傲慢”の意匠を使ったTシャツにはびっくりしましたが・・・。
bruegel.JPG

ところで版画って、”版画家”(今回ならブリューゲル)が、自分で素描(下絵)を描き、版も作って完成させる物だと思い込んでいましたが、この時代(16世紀)、画家+彫り師という組み合わせのグループ制作(?)みたいなものだったそうです。えーなにそれ。
なんか、それでいいんだろうか・・・。ま、展示作品の中には素描と、その版画というセットで展示されているものもあり、素描も完成した版画も共に素晴らしく精巧で、そんな裏事情を知らなければ1人の作家の仕事と思って間違いないような、完全なる合作ではあったようですが、ちょっとガッカリというか、ショックでした・・・。
エッシャーとかは自分で全部やってたんじゃなかったっけ?うーん、知識不足。

作品は、やはり特に諺や聖書の中の「七つの罪源」「七つの徳目」シリーズが興味深かったです。事細かに書き込まれた、人物や動物、擬人化された奇怪な生き物たちは、見れば見るほど面白く、よくこんなもの考えつくなあと感心してしまいました。
何でもコンピューターで作れてしまう現代で、根気の要る手作業で作られる版画って、なんだか新鮮で、紙とインクというシンプルな世界ゆえに迫力がありました。
posted by miyuki at 19:38| Comment(0) | ARTS&EVENTS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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