2006年03月30日

『指紋は語る』塚本宇兵

指紋は語る―“指紋の神様”と呼ばれた男の事件簿
著者は”指紋の神様”と呼ばれた元鑑識課指紋捜査官。
前半は指紋の役割、指紋が犯罪捜査に使われるようになった世界的ないきさつ、日本での指紋取り扱いの歴史など、著者の自伝ぽくなっていることもありちょっと難しかったですが、後半は実際の事件と絡めた指紋採取の方法、指紋が持つ可能性などについて書かれていて、自分の指を眺めながら大変興味深く読みました。

鑑識課が事件現場で行う作業といえば、ドアノブやテーブルとかを刷毛でさささと拭いて指紋を探し、紙に写すか写真に撮るかで完了、と思っていたのですが、湿度や指紋が印象された物体によって検出方法も一筋縄ではいかないことを知りました。

著者は”万人不同・終生不変”の指紋を自己証明の有効手段として活用しよう、と結論づけられており、読了後、早速本文中で紹介されていた方法で自分の両手指の指紋をシール紙に写し取り、一緒に毛髪も1本入れて(そうすることでDNAの検査も可能となる)即席身分証明書を作成しました。作ったからといってこんなものが必要になるような事態が発生しないことを願うばかりですが、一種のお守りとして。今度帰省したときにでも家族に預けておくことにしよう。
posted by miyuki at 21:54| Comment(0) | TrackBack(0) | BOOKS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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