2010年06月26日

世界報道写真展 2010

「世界報道写真展 2010」に今年も行ってきました−。

今年の大賞作品は、テヘランにて選挙の不正を訴えて屋上から叫ぶ人の図・・・という、説明なしでは一般人には理解できない写真で、選考の場でも議論を呼んだそうです。私も、あんまりインパクトがないなあと思いました。
World Press Photo 2010.jpg

が、それも含め展示作品は興味深かったです。
特に印象に残っているのは、一般ニュースの部2位”石打ちの刑”で殺されるソマリア人男性の組写真。
World Press Photo 2010stone.jpg

姦淫の罪で捕らえられ、地域の法律で石打ちの刑に決まった男性が、首から下を地面に埋められ、地元住民らがその頭に向かって大きな石を多数投げつける。やがて息絶えた男性を地面から掘り起こし、横たえてまたさらに石を投げつけるところまでの4枚。
こうやって文字にすると、何だかまるで古代ローマ時代の話みたいですが、去年の話なわけです。

中東紛争の写真は今年も沢山出ており、その悲惨さに絶句するのみでした。
私としては、こっちの写真の方がいろんな意味でインパクト大かと思うのですが・・・。
World-Press-photo-2010 NY.jpg

タリバン勢力の突然の攻撃に、「I Love NY」のボクサーショーツ姿で仲間の応援に駆けつけた兵士

そのほか、オバマ大統領の就任に関するもの、飢餓に苦しむ村人が象を射殺、あっという間に解体していく組写真、干ばつで死んだキリンの死体、イギリスの競馬場に集まった紳士淑女、食肉解体工場の様子を写した組写真などなど・・・。
World Press Photo 2010elephant.jpg

「自然」の部単写真1位のこの作品は、実物の大きなサイズで見るとほんとうにきれいで、かつ躍動感にあふれていて素晴らしかったです。
World Press Photo 2010nature.jpg・カワセミの補食の瞬間

この写真展は、各作品に付けられた解説も丁寧で、私の知らない世界の事情を勉強することが出来ます。そしてやっぱり気が重くなるのでした。

東京都写真美術館にて8月8日まで開催。
posted by miyuki at 20:09| Comment(0) | TrackBack(0) | ARTS&EVENTS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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