2009年11月09日

『ラグジュアリー:ファッションの欲望』展

『ラグジュアリー:ファッションの欲望』展を見てきました。
世の中の価値観の変遷を顕著に表しているファッション。「ラグジュアリー」=贅沢、という視点から厳選された、17世紀から現代までの約100点の衣装が展示されています。
mot1.jpg

会場は4パートに分かれていました。
「Ostentation」
着飾ることが着る人の権威や財力を示す物だった、絢爛豪華な中世の衣装。
dress.jpg

「Less is more」
その後行き着くところまで華美を極めた衣装から、やがてそぎ落とすことによる美が生まれた近代〜現代、またそれらの時代の衣装にインスパイアされた現代のデザイナーによる作品達も並列で展示されていました。
less is more.jpg・およそ5,000匹もの玉虫の羽が刺繍されたドレス

このコーナーの衣装は、体育館といったイメージの会場に整然とマネキンが並べられ、解説はそれぞれ床にパネルが貼ってあり、それを読みながら作品を横から後ろから見ることが出来ました。

「Uniqueness」
メゾン・マルタン・マルジェラによる、手仕事による一点物のコーナー
uniqueness.jpg・扇形に切ったレコードを繋いで作られたドレス

「Clothes are free-spirited」
川久保玲による、冒険する精神=Comme des Garçonsの衣装達。
comme des.jpg

コム・デ・ギャルソンのコスチュームは、もはや洋服というより作品だと思いました。今更ですが、服を作る側の立場として見たことで、改めて再認識。

このコーナーは妹島和世さんという建築家による空間デザインと一緒になっていて、なめらかな曲線を描くアクリル板で仕切られた中に衣装がそれぞれ入っていて、そのアクリル板越しに衣装を360度から鑑賞できるようになっていました。何点かはアクリル板の中に入れるようにもなっていました。
そして最後に、7〜8点の作品がマネキンに着せて一列に並べられ、その背後の壁にそれぞれの衣装を平面に置いた状態の写真が展示してありました。平面での形と立体(人が着た時)の形とが全く想像もつかないくらい異なっていて、この辺はパタンナーとしてとても興味深かったです。

常設展示も見られたのですが、現代アートは難しすぎて歩き疲れてもいたので、一部をさらっと見ただけで出てしまいました。

ところは東京都現代美術館。初めて行きましたが、いやまー、不便なところに御座いますこと。
地下鉄各線の駅からそれぞれ徒歩10〜15分かかるし、バスも東京駅とか秋葉原方面とかとしか連絡してないみたいだし。
私は東西線と半蔵門線を乗り継いで、清澄白河駅から一昔前の商店街的なところをてくてく歩き、なんとか辿り着きました。案内看板が要所要所に出てるので、迷いはしませんでしたが。
立地以外は満足の展覧会でした。
posted by miyuki at 00:50| Comment(0) | TrackBack(0) | ARTS&EVENTS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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